知らずにすると大損するかも!ローンの借り換えの注意点

ローンの借り換えやおまとめについてのコマーシャルが増えてきましたね。トータルの返済額を少しでも押さえたいと考えるのが素直な消費者心理でしょう。
住宅ローンの借り換えの場合、新しいローンでは住宅ローン減税が適用されない恐れがあります。再適用される為には、返済期間が10年以上のこっていることと、ローンを組んだ人の年収が3,000万円以下であることと、借り換え後のローンが最初に住宅ローン減税適用されていたローンの返済に充てられたことが明確であることの3つの条件全てを満たす必要があります。
少し複雑な話になりますが、住宅ローンの持ち分を連帯債務でご夫婦で1/2ずつにしていたのを、借り換えの際に夫のみの単独名義の住宅ローンに変更した場合、住宅ローン減税の再適用は元々の夫の分の適用だった1/2だけになってしまい、妻が受けていた減税分は妻の借り入れを返済する為のものであると解釈されるので、減税が適用されないのです。
また、基本的に借り換える時に返済期間を延長することは出来ません。あと元のローンの残高が多い場合、住宅の値下がりが大きいと担保評価額が足りなくなって、自己資金で穴埋めが必要になる場合があります。
また借り換えには諸費用がかかります。契約書貼付け印紙税、事務手数料、保証料、抵当権設定費用、繰り上げ返済手数料、抵当権抹消費用等です。
これらを合計すると数十万単位になるので金利だけに気を取られると後で驚くことになりますので、保証料サービスなどのプランも含めたトータルで考えることが重要ですね。

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