現代日本人の心理~キャッシングが人気を呼ぶ秘密~

キャッシングが人気です!テレビコマーシャルでも、バスや電車の広告でも、キャッシングの宣伝は見ない日はありません。人気だからこそここまで宣伝しているのですよね。
「人気なのだったら、キャッシングをしたことのない私は損しているのかな?」そう思う人もいるかもしれませんね。無利息とかいう宣伝もありますし、人気のあるキャッシングはやはり生活を便利にするものなのでしょうか。
その一方で、キャッシングすることで悲劇が起こるという話もよく聞きませんか。キャッシングしすぎて破産してしまったとか、返済しきれずに苦しい思いをした、とかは決して珍しい話ではありません。
そんな危険な話がありながら、キャッシングはやはり人気を呼んでいます。どうしてキャッシングは人気なのでしょうか。そこには、現代日本人の心理が関係しているのかもしれません。
キャッシングという、カタカナの耳慣れない単語には、「借金」という漢字の固い熟語に対して、おしゃれで斬新なカッコイイイメージがあります。借金というといけないことをしているような思いも抱くものですが、キャッシングというとごく当たり前のことのように感じてしまうものです。
お金に困ることは悪いことではありません。人間がいつでも安定した生活をするというのは無理なものです。ときには失敗もします。たとえ資産ウン十億円の人ですら、お金に困ることが絶対にないとは言い切れません。そのうえ、あまりに先行き不透明な現代では、安定した生活を送ることの方が奇跡ともいえるのかもしれません。
とはいうものの、お金を借りることはどうしてもイメージが悪いものです。借金があるとなると性格を否定されるような目で見られることも。軽い響きのキャッシングに人気が高まるのも、その反動といえるのかもしれません。
また、現金よりもカードでパッと買い物をするという姿がスマートというイメージが社会的に広まっています。カード一枚で気軽にできるキャッシングは、そのスマートなイメージを引き継いでいるのだと思います。
いくら金利が高めだとはいっても、申し込みが楽で敷居の低いイメージのあるキャッシング。お固い国の補助金などよりもキャッシングの方がとっつきやすいと感じるのも現代特有のものなのかもしれません。自国にいいイメージを持とうといっても難しい世の中ですものね。

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