遅延損害金とは

遅延損害金とは、お金を借りた人が、約束の日に返済できなかった場合に、貸した側が請求できる損害賠償金のことです。
期日どおりの返済ができなかったわけですから、返済が遅れた分、多くの利息を払わなければいけなくなります。
あらかじめ、契約時に、遅延損害金が定められていた場合、遅延損害金に適用される利率に遅れた日数を掛けて金額を割り出します。遅延損害金の利息は利息制限法の利息の1.46倍までと決められています。
利息制限法では、10万円未満は20％なので、それの1.46倍とすると29.2％の遅延損害金を請求する事ができます。
遅延損害金の上限は10万円以上100万円未満では、26.28％、100万円以上では21.9％となります。
例えば、100万円の返済が１０日間遅れた場合、1000000×0.219×10÷365＝6000　
つまり、10日間遅れた賠償として、6000円加算して支払わなければならないということです。
滞納し続けると、遅延損害金は、日を追うごとに増えていきます。　
本当にお金がなくて返せないと言う事もありますが、引き落とし口座に入金するのを忘れて遅延損害金を請求されてしまうということもあるようです。
返済するつもりで一生懸命働いてお金を用意したのに、うっかり指定口座に入金するのを忘れていたり、残高を確認するのを忘れていて、金融会社から遅延損害金が請求されてしまうとすごく損した気分になりますよね。
うっかりミスで余計なお金を支払うようなことがないように、返済に口座引き落としを利用する場合には、返済期日をしっかり確認し、忘れずに入金しておくことが大切です。

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